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ケーススタディ Case Study

ケーススタディ

CASE01 パラベンフリーのパウダーファンデーション
化粧崩れれしにくく、しっとりとした使用感。
さらにパラベンフリーにまでこだわった、
パウダーファンデーションが完成するまで。
プロジェクト名:2WAYファンデーション
クライアント様(業種):エステサロン
プロジェクト期間:   2011年1月~10月<br>
営業第一グループ 水口 博正
既存アイテムのリニューアルを目的としてスタートした本プロジェクト。エステサロンでの新規顧客獲得に向けて、「化粧崩れしにくく、しっとりとした使用感」という機能を成立させ、さらにパラベンフリーの肌にやさしい製品を完成させました。
エステサロンでの新規顧客獲得に向けて 既存製品の課題を洗い出し。

ご依頼いただいたクライアント様は、OLを中心に若い世代に人気のエステサロン様で、そこで販売されるパウダーファンデーションを4~5年前より担当させていただいておりました。今回、クライアント様の方で、「より化粧品の販売に力を入れていこう」「新規顧客を獲得していこう」という方針となったことを伺い、そこで既存製品であるパウダーファンデーションのリニューアルとして、準備していた新処方をご提案した次第です。製品の使用感に関わることでお伝えいただいた課題は大きく2つ、「しっとり感を高めたい」「密着性を上げ、化粧くずれの改善を目指したい」でした。しかし、パウダーファンデーションをおつくりになられた方はお分かりかと思いますが、これはとても難しい課題です。開発者とも何度も議論を繰り返して、リニューアルの処方を提案したことを覚えています。

ファンデーションが化粧くずれを起こす大きな要因として「皮脂くずれ」があります。ご存知のように人間の皮膚からは、水分の蒸散を防ぐために皮脂が出ています。特に皮膚の張りが強いTゾーンは頬、口周りなどと比べると皮膚が薄いこともあり、皮脂が多めに出ていると考えられているんですね。その皮脂による化粧くずれを防ぐため、パウダーの表面処理等を研究し、従来品よりもくずれにくい処方を開発しました。グループ会社のノウハウや技術を共有することはもちろん、営業活動で得られた情報も伝えながら、この課題をクリアできる処方を開発していきました。

「化粧くずれのしにくさ」と「しっとり感」、 二つの要素を同時に成立させるために。
パラベンフリーで、より肌にやさしく。高い満足度を実現できました。

先に挙げた課題とは別にもう一つリクエストいただいていたのが「パラベンフリー化」です。スキンケア製品ではすでに「パラベンフリー化」が導入されておりましたが、今回はそれをベースメイク製品にも取り入れたいとのことでした。パラベンという成分に敏感な肌の方にもお使いいただけるよう、処方開発の初期段階から十分な実験検証を行うことにより、実現いたしました。
出来上がった製品に関しては、クライアント様、そしてエンドユーザー様からとても高い支持を得ているとのことで、現在は新色を開発中です。製品の仕上り自体は、試作品の段階でかなりの評判を集めていましたので自信がありましたが、こうして実際に追加のご発注やカラーバリエーションを増やしたいというご依頼をいただくと、とても嬉しいものがありますね。これからも各社様のご要望に応えながら、信頼あるOEMメーカーと認知されていくことを目指していきたいと思います。

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